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Feb 01 2023 代表松浦のインタビューがキャリアパークさんに、掲載されました。
成果への貪欲さで好きなことを仕事に|就活のキャリア選定ではゴールを見据えて戦略的に決断しよう
大企業からベンチャーに転職。働く環境の大切さを実感できた若手時代
今や起業の道一筋に歩んでいますが、実は就活していたときは典型的な安定志向で、ファーストキャリアはファッション系有名大手企業に就職しました。
しかし、環境が自分にはあまり合わず半年で退職することに。なんとか東京での暮らしを続けていかなければならない中、仕事もあっけなく辞めることが決まり「さて、今後何をしよう」とぼんやり思っていました。当時、「ゆくゆくはパソコン1台で場所を問わず自由自在に働けるような、そんな生活を送りたい」と思ったことを記憶しています。もちろん、そのときは夢物語のように思っていましたが……。
その後、運よくアルバイト媒体で「なるべく高い時給で働きたい」と思っていたところ、たまたま出会った(現上場の)ITベンチャー企業に転職することに。最初はアルバイトとして気軽に入社したのですが、1カ月もしないうちに評価をいただいて正社員にさせていただき、結果的に3年半くらいお世話になりました。
そこでは、営業からサービス立ち上げ、マネジメント、採用などを幅広く担当しました。1社目で自分に合わない環境で働くことの辛さを学んだだけに、次こそ心機一転頑張ろうと思っていたので、人生で初めてというほど真剣に本気で働いていましたね。
すると、段々と責任のある仕事やマネジメントなども任されるようになったんです。大手企業とベンチャー企業を経験したことで、自分にはどんどん挑戦できて、自由度の高い環境が向いていることに気付きました。そのような環境で働かせてもらったことに今でも感謝しています。
就活では大手志向でしたが、実は学生時代から起業を志す人たちの学生コミュニティに所属しており、起業をはじめ自分で何かを推進していくことに漠然とした興味はありました。だからこそ、ベンチャー企業での経験を経たことで、あらためてそのような道に挑戦していきたいと自然に感じるようになったのかもしれません。
そして、次に何かやるとしたら、プライベートと仕事を完全に分けて割り切るような類のものではなく、あくまでも趣味と仕事の延長線上にある領域、いわゆる「ライフワーク」のような領域をやっていきたいという気持ちが強くなりました。
キャリアは「ゴールからの逆算思考」で戦略的に描こう
IN YOU MARKET(インユーマーケット)とは、〝世界でもっとも消費者にとって信頼できるオーガニックマーケットプレイス〟を目指し運営している日本最大級のオーガニックストア。商品数はすでに2000アイテムを誇り
就活において大切にしてほしいのは、「最終的にどうなりたいのか」というゴール設定です。「世間からどう思われるか」という視点や、表面的なイメージ、ブランド力、身内の意見だけで仕事を決めるとおそらく途中で後悔します。
それよりも自分の長い人生において、10年先、20年先に仕事でもプライベートでもどういう生活をしていたいのかを考えて、それに向かっていくための企業選びをするのが良いと思います。
たとえば、将来的に起業したいのであれば、それに役立つ経験やスキルが身に付く環境を選んで、会社員時代はその夢に向かうための準備期間だと捉える。
というのも、会社員はオフィスや備品が用意されていて、仕事も教えてもらえる絶好のチャンス。まずはそのように恵まれた環境で、会社員として最大の成果を出せるようになる。そのプロセスを経てこそ、起業してからも上手くいく可能性が高まると思います。
一方で、自分でゼロベースで何かを作り上げていくことや、泥臭いことが苦手で、できるだけ高い年収を得るなどして堅実に生きていきたいのであれば、年収の高い有名企業や大手外資系企業を選び、社内で着実に成長し、ポジションを上げていくというのも一つだと思います。
しかし、ベンチャーで働くのも起業するのも大手や外資で働くのも、全て一長一短。あらゆる業界で働く人とお話ししてきましたが、結局、全てにメリットとデメリットがあり「良いことしかない環境」など、ほぼ確実にありません。だからこそ、自分にとって何が合うのか、比較することも忘れないようにしてくださいね。
ゴールから逆算してキャリアを描いていくときに気をつけるべき点は、知識がないと単なる妄想になりがちだということ。
そのため、起業家なら最終的にどういう道を歩む人が多いのか、何が最大のリスクなのか。あるいは会社員なら、この業界、この会社、この職種ではどういうキャリアになっていくのか。フリーランスの場合、どんなスキルが必要で最終的にどういうライフスタイルになるのか、などをしっかり調べておくのが大切です。できるだけシミュレーションしたうえで、自分に合ったキャリアの道筋を描いていきましょう。